愛してる。
君の為なら何でも出来る。

そう言って、アタシに言い寄った男が居たの。

だから、アタシは言った。





「私の為に死ねますか?」





男は微笑んで、階段の手摺りに手をかけた。
下には、ドォルハウスの様な景色が広がっている。


男は、躊躇わず飛び降りた。
アタシは、身を顰めた。
3秒くらいしてから、ぐじゃっ、て嫌な音と。
更に一瞬遅れて、人々の叫び声が聞こえた。


それは、不協和音で飾られた古典的音楽の様で。


合わせる様に、階段を駆け下りた。







男の屍を遠巻きに見つめる群集を掻き分けて、アタシは近付く。
靴底で脳の中身を踏む、ぷちぷちした音が聞こえた。


男の屍の傍に跪くと、白いワンピースは徐々に血に染まってゆく。
生暖かい、男の液体がアタシを支配する様な気がした。
この人だったら、それも悪くはないかなって思った。





貴方はアタシの下僕になって、
アタシは貴方の下僕になるわ。


だから、


「幸せに、ずっと暮らしましょう」

アタシは、








╋サディスティック電波塔╋様のキリ(1200)をGET★
遠慮無くリクしました(すみません…)指定した言葉は+血・屍・下僕+。
リクして良かった、と心底思うvv忌野様の文章はリアルに想像出来て好きです。
私もこんな感じかもー…とか思ったり(笑)
リクに応えて頂き有難う御座いました!!
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